火曜日, 8月 11オール三重で!テイクアウト&デリバリー&オンラインサービスを始めたオーナーを応援!

繁華街の生花店でドライフラワーを増産中!Facebook&インスタ活用で前年比235%!


繁華街の生花店でドライフラワーを増産中!Facebook&インスタ活用で前年比235%!

コロナ禍による受難、そして経営の危機に三重の経営者達はどう乗り越えたかを紹介する連載コーナー。第1回目の今回は、夫婦二人三脚で花屋を営む「FlowerMarket花子さん(四日市市)」の古田理江さんにお話を伺いました。

FlowerMarket花子さん(四日市市)

繁華街の中にあり、“四日市で一番夜遅くまで営業している”花屋さん。しかし周辺店がすべて営業自粛になり4月の売上はほぼゼロに。このピンチを切り抜けるきっかけになったのは“ドライフラワー”、そしてインターネットの活用でした。これまでは知る人ぞ知る存在だった「三重県内で一番ドライフラワーがある店」。自粛期間中に力を入れたSNS投稿が功を奏し、今ではドライフラワーを求める来店客や通販客が絶えないといいます。「コロナのおかげで勉強できた」とポジティブに振り返る理江さんが、今後の事業計画をたくさんお話してくださいました。

「FlowerMarket花子さん」事業のなりたち

古田敦士さん、理江さん夫婦で1994年に創業。食品スーパーへの生花卸、スーパーへの出店を経て、現在の店舗で約10年営業中。店は繁華街に立地しているため、これまで売上のほとんどは贈答用生花だったといいます。

新型コロナの影響を感じ始めたのはいつ頃でしたか?

4月に入ってから“ちょっとお花の注文が少なくなってきたかな”くらい。それから4月20日に県から「新型ウイルス感染症拡大阻止協力金」が発表されると、周辺の店が一斉にお休みになりました。町が真っ暗に静まり返って怖かったですね。けれど花屋は休業要請の対象外。誰もいなくなった繁華街で私達は粛々と営業するしかありませんでした。花を届ける仕事は全てキャンセルになったのに。悔しかったですね。

それで4月の売上はもう諦め、5月の“母の日”を見据えて動くことに。「オール三重ドットコム」のサイトにもすぐ応募しました。実はこれまで母の日に対してそれほど積極的ではなかったんです。と言うのも酒場のママさんのお誕生日と重なっていて、そっちで忙しかったので。

コロナ禍の影響を受け、まず手を打ったことは?

訳あり生花を使った1束500円の“ワンコインブーケ”の販売を始めました。その頃には生花市場でも花が余るようになり、廃棄前の花を夫が箱ごと安く仕入れるように。傷みの少ない花を選り分けるのは私の仕事です。それでブーケを作り、個人的な知人が多いFacebookで告知しました。1回告知する度に、80〜90の花束が売れるようになりました。注目が集まっていると感じました。

Facebookで注目を集めたのを追い風に、FacebookとInstagramで母の日のフラワーアレンジを紹介することに。【花束】、【生花アレンジ】、【ドライフラワー】と毎日テーマを変えて写真をUP。Facebookはリアルな知り合いが多いから親しみのある文章で、Instagramは丁寧な言い方でという工夫もし、対前年比で235%を達成しました。「オール三重ドットコム」を見て来店して下さった方もたくさんいましたよ。

ステイホーム期間中にGWと母の日が重なりましたね。

 “フライングギフト”としてGW中に母の日のお花を贈りましょう、発送しましょうと呼びかけました。Facebookで呼びかけると、県外に暮らす高校時代の友人がお花を注文してくれるなど、遠方からのご注文もたくさんいただきました。ドライフラワーはずっと飾れるのでフライングギフトとしても便利。生花のアレンジは母の日まで綺麗に咲くよう工夫して発送しました。事前に多く発送できたので、母の日当日はご来店のお客様対応に注力できたのも良かったです。夫婦2馬力だけで繁忙期を乗り切ることができました。

InstagramやFacebookを頻繁に更新するようになって感じたことは?

ドライフラワーの売れ行きが好調です。FacebookやInstagramを見て、または女性同士の口コミで来店して下さる方が増えました。今までにはなかったことです。ドライフラワー人気を感じ始めたのは去年ごろ。マルシェに出店すると、ドライフラワーの花束が売れ行き好調でした。マルシェで売れても、それでも「繁華街の花屋にドライフラワーを置いて売れるのかな?」と疑問がありました。それまで、うちのお客様は、“酒場のママに花を贈りたい男性”が中心だったので。

今年は若い男性のお客様が「母の日ギフトにドライフラワー」をご注文されてビックリ。「えっ?お母さんに贈るの?ドライフラワーだけどいいの?枯れてるよ?」私世代には今まで想像もつかなかったことです(笑)。Instagramにドライフラワーの母の日アレンジをUPすると、あっという間にフォロワーさんが100人増加したことも驚きました。

ステイホーム期間中に店内の陳列も大幅に見直しされたそうですね。

生花とドライフラワーの陳列を入れ替え、ドライフラワーを前面に出しました。アフターコロナでは、色々なタイプのお客様にご来店いただきたい。それで店内のディスプレイも一層頑張っています。「ドライフラワーの店内製造」にも力を注ぐようになりました。今はエアコンと5台の扇風機がフル稼働中。24時間同じ温度を維持しています。それまでの店内は“業務用の作業場”といった感じだったのですが(笑)、コロナのおかげで店舗を見直す良いきっかけになりました。

“コロナのおかげ”、印象的な言葉です。

もう一つ、自粛期間を活用して県の助成金を申請しました。これも普段なら忙しくてできなかったことです。この助成金を使って、バーチャルショップを開設します! 店内を3D撮影してもらう予定で、今からワクワクしています。バーチャルショップは、まるで来店したような感覚で店内を見渡すことができ、興味が湧いた箇所をクリックするとショッピングサイトにジャンプします。

アイデアはまだまだあります。アフターコロナに向けて、オンライン教室の開講。リースやスワッグの作り方を配信して、簡単に完成できるキットを販売するなど。そうだブログも始めなきゃ、手が回らないです(笑)。

理江さんは女性のビジネスをサポートする「こみはぐ」というコミュニティを運営していますね。コロナ禍は女性起業家にも大きな影響を与えました。

マルシェに出店したいなど、「何かしたい」という女性のスモールビジネスをサポートしています。今回のコロナ禍で思ったのは、自分の仕事を見つめることの大切さ。今回のコロナ禍で持続化給付金を受け取れたのは、事業化していたフリーランス。「事業化しようよ」と改めて女性の皆さんに呼びかけています。

今後の「花子さん」の展望は?

コロナ以前のようにはいかないと思います。周辺の酒場は営業を再開されましたが、ママの誕生パーティーや周年祝いパーティーなどは引き続き自粛を継続されています。フラワーアレンジのワークショップも今後は厳しいと思います。コロナのおかげで私はとても勉強しました。きっと皆さんも勉強したことでしょう。たまたまコロナ禍だっただけで、商売の浮き沈みはいつだってある。だから動き続けないとね。みんなで生き延びよう!


(2020年6月取材)

店舗名 FlowerMarket花子さん
ジャンル 生花、プリザーブドフラワー、ドライフラワー、ハーバリウム、鉢物販売
住所 三重県四日市市西浦1-5-2 セルシオン種瀬1階
連絡先 059-354-0875
通常の営業時間 13:00~23:00(22:30オーダーストップ)
通常の定休日 祝日、日曜日(事前予約注文はご対応可)
URL  
ネットショップ https://8753harvest.thebase.in/
SNS 【Facebook】
https://www.facebook.com/flowermarkethanakosan
【Instagram】
https://www.instagram.com/hanakosan.rie
その他 後日、花子さんと花子さんのだお好きなお店で使える金券チケットの販売を考えています。